ＮＡＳＡ（＝アメリカ航空宇宙局）が冥王星の地下には固い氷の層が広がっている可能性がある、などとした無人探査機による調査結果を発表した。

　これは１６日付のアメリカの科学雑誌「サイエンス」に掲載されたもの。冥王星の表面は窒素や一酸化炭素などからなる氷で覆われ、３０００メートル級の山なども確認されている。

　しかし、窒素などでできた氷はもろく、巨大な山を支えきれないため、地下により固い氷の層が広がっている可能性があるという。

　また地表付近の気圧は地球の１０万分の１程度で、「従来の予想よりも低い」としている。