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“極ゼロ酒税”国税不服審判所に審査請求

2015年10月16日 16:33

 サッポロビールがビール系飲料「極ゼロ」に関して、いったん納めた酒税115億円の返還を国税当局に求めている問題で、サッポロビールが第三者機関の国税不服審判所に15日付で審査請求を行ったことがわかった。

 サッポロビールは13年、税率の低い第3のビールとして「極ゼロ」を発売したが、第3のビールに該当しない可能性もあるとして、国税当局に酒税115億円を自主的に納めた。しかし、その後、サッポロビールは検証の結果、やはり第3のビールだったと判断し、国税当局に115億円の返還を求めたが、国税当局は応じていない。このため、サッポロビールは「国税不服審判所」に審査請求を行ったもの。

 結論が出る時期などについて、サッポロビールは「わからない」としている。