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マレーシア機「ロシア製ミサイルで撃墜」

2015年10月14日 1:42
マレーシア機「ロシア製ミサイルで撃墜」

 去年7月、ウクライナ東部でマレーシア航空機が撃墜され乗客・乗員298人が死亡した事件で、調査を行っていたオランダ当局は、ロシア製のミサイルで撃ち落とされたとする最終報告書を発表した。

 最終報告書によると、親ロシア派の支配地域であるウクライナ東部から発射されたロシア製の地対空ミサイル「ブーク」が、機体の近くで爆発したことで墜落したとしている。復元された機体はコックピットの左上部が激しく破損していて、このことからも爆発が起きた位置が分かると説明した。

 ただし、どの勢力がミサイルを発射したかについては言及しておらず、捜査当局に委ねるとしている。

 一方、インタファクス通信によると、ロシアのリャブコフ外務次官は13日、最終報告書について、「先入観にとらわれた結論だ」などとして批判している。