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ロシアがシリアで空爆 標的に疑問も

2015年10月2日 8:01
ロシアがシリアで空爆 標的に疑問も

 ロシア国防省は1日、内戦が続くシリアで過激派組織「イスラム国」の施設を標的にした空爆を前日に引き続き行ったことを明らかにした。

 ロシア国防省は1日、新たな空爆の映像を公開し、先月30日夜から1日未明にかけてロシア軍機がシリアのイドリブ県やホムスなど「『イスラム国』の施設4か所を標的に空爆を行った」と発表した。その上で、空爆の標的は住宅地以外の場所だけだと強調した。

 しかし、空爆したイドリブ県などは「イスラム国」ではなく主にシリア反体制派の支配地域とみられている。アメリカ政府も「ロシアが『イスラム国』のほとんど居ない地域で空爆している」として懸念を深めている。