サッポロ酒税115億円 当局が返還応じず
サッポロビールが、酒税としていったん納めた115億円の返還を求めて国税当局に異議申し立てを行っていた問題で、国税当局がこの申し立てを棄却していたことが分かった。
サッポロビールは、当初「極ZERO」を酒税の低い第3のビールとして販売していたが、その後、第3のビールに該当しない可能性があるとして、自主的に酒税の差額分にあたる約115億円を国税当局に納めた。
しかし、その後、第3のビールであることが確かめられたとして、この115億円の返還を求めたものの、認められなかったため今年6月にふたたび異議申し立てを行っていた。
しかし、国税当局から22日付で異議申し立てを棄却する旨の回答が文書であったという。サッポロビールは今後の対応について、「検討をする」としている。