韓国・ソウルで１９日、互いの文化を通して日本と韓国の理解を深めようというイベントが開かれた。

　韓国で１１回目を迎える「日韓交流おまつり」はソウル中心部の繁華街で開かれ、日本の高校生が太鼓などの伝統的なパフォーマンスを披露した。韓国側も民族衣装を身にまとい扇子を使った華やかな踊りで応えた。イベントのパレードでは江戸時代、交流のために日本を１２回訪れた「朝鮮通信使」の行進も再現された。

　日本と韓国は来月にも首脳同士の会談が行われるとみられており、冷え込んでいた関係に回復の兆しも見えている。参加した日本の高校生は「２つの国の友好につながることを願ってパフォーマンスしました」と話していた。