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豪徳寺、なぜ「招き猫」発祥の地にゃ?

2015年9月16日 15:20
豪徳寺、なぜ「招き猫」発祥の地にゃ?

 9月29日は「来る(9)ふ(2)く(9)」の語呂合わせで「招き猫の日」と制定されているそう。この招き猫の発祥の地と言われているのが東京・世田谷区の豪徳寺です。

 小田急線「豪徳寺」駅前、出迎えてくれるのは大きな白い招き猫。さらに、商店街の軒先や看板などにも招き猫―なぜ豪徳寺にはこんなに招き猫がいるんでしょう。招き猫が店先にいる和菓子店に入ってみると、やはりそこには招き猫をモチーフにした和菓子が多くありました。その理由を店主に尋ねてみると―

 店主「豪徳寺のお寺が招き猫発祥の地と言われていまして」

 招き猫には諸説ありますが、豪徳寺は発祥の地なんだとか。そこで、実際に豪徳寺のお寺を訪ねてみると、境内にはものすごい数の招き猫が。ざっと数えただけでも1000体以上。どこをみても招き猫だらけです。

 実は豪徳寺の販売所には、絵馬などとともに招き猫が売られています。福を招きたいという願いをこめ、絵馬のように奉納するのがいつのまにか主流となったそうです。その起源はどこにあるのでしょう。

 豪徳寺・副住職「江戸時代に、井伊家のお殿様が通りかかって、お寺の猫が手招きして、そしたら夕立になって雷が落ちたんだそうです。お殿様が猫に招き入れられたおかげで助かったと」

 当時の彦根藩の城主・井伊直孝が、猫の招きのおかげで命拾いをし、それがきっかけで豪徳寺は井伊家の菩提寺(ぼだいじ)に。そして、招き猫は福を招く縁起物になったそうです。ちなみに、井伊家のお膝元、滋賀・彦根市の「ひこにゃん」も豪徳寺で会った猫がベースになっているそうです。

 招き猫と深いゆかりの豪徳寺。福を求めるには最適ですにゃ!?

グルメ情報などはOha!4ホームページをご覧下さい
http://www.ntv.co.jp/oha4/research/75474.html