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除染廃棄物入れた袋流出 半数以上“破損”

2015年9月15日 15:00

 台風18号に伴う豪雨の影響で、福島県飯舘村の除染で出た放射性物質を含む廃棄物を入れた袋約300個が川に流されていた問題で、半数以上の袋が、破れたり中身がなくなっていたりしていたことが新たにわかった。

 川に流されたのは飯舘村の除染で出た放射性物質を含む草や土などを入れた袋で、環境省によると、これまでに395個が流出したと推定されている。このうち発見されたのは314個で、残る81個は流されてどこにいったかわからないという。また、発見された314個の袋のうち、半数以上の163個で袋が破損していたり、中身が入っていなかったりしていたことがわかったという。

 環境省は、袋の中に入っていた草木は大半が最近刈り取られたもので、放射性物質の濃度は極めて低いため周辺環境への影響はほぼないとしているが、引き続き、流出した袋の調査と回収を急ぐ方針。