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政府と沖縄の集中協議 最終回も平行線

2015年9月7日 19:04
政府と沖縄の集中協議 最終回も平行線

 沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題をめぐり、政府と沖縄県の集中協議が安倍首相も初めて出席して行われた。ただ、名護市辺野古への移設については隔たりは埋まらず平行線のままだった。

 政府は先月10日からの1か月間を沖縄県との集中協議期間として基地の移設作業を中断しているが、7日の協議が最終回となる。安倍首相は辺野古への移設に改めて理解を求めたが、翁長知事は、あくまでも沖縄県外への移設を求め、協議は最終回も平行線に終わった。政府側は中断させた移設作業を期限の9日を過ぎれば再開する方針。

 翁長知事「全力を挙げて(辺野古移設を)阻止をさせていただきますと最後を締めくくりました」

 菅官房長官「(普天間基地移設に関する)方法論については大きな隔たりが埋まらなかった」

 今後も基地負担の軽減策などを中心に協議を続けることは確認したが、事態打開のメドは立たないまま。