内戦が続くシリアなどから難民や移民がヨーロッパに殺到している問題で、ハンガリーで足止めされていた難民ら約８０００人が目的地とするドイツに到着した。

　ドイツ南部・ミュンヘンの駅には６日未明までに難民ら約８０００人が到着、出迎えたドイツ市民らに拍手で迎えられた。難民らは健康状態のチェックなどを受けた後、用意された施設に収容された。

　「みんな優しくてうれしい。ありがとうドイツ」「ここで人生を変えたい」－難民らの多くは、受け入れに寛容で経済的に豊かなドイツを「最終目的地」としている。

　ドイツでの今年１年の難民申請は最大で８０万人に上るとみられている。このため、ドイツ政府はヨーロッパ各国で難民の受け入れ枠を設定するなど公平な負担を求めている。