企業の幹部として働く女性らが、女性の活躍について話し合う会議が２日、東京都内で行われた。

　この会議は、女性の活躍を推進する団体や経団連、労働組合などが共同で開催したもので、管理職の女性ら約５００人が参加した。

　会議の冒頭、日本ＩＢＭの元専務、内永ゆか子さんが、「女性を活用すれば、発想が多様になり、企業や社会を変える力になる」と説明した。経団連の古賀信行副会長も、均一な商品を大量生産する時代から、多様なニーズに応える時代になり、子どもがいるなど様々な背景の労働者がいることが、企業の利点になると強調した。

　先週、国会では、企業や国に女性活用の計画策定を義務付ける法律が成立したが、２日の会議では中央省庁の人事担当者から「国家公務員の男性全員が妻の出産時には休む」という方針が示されたほか、他の省庁からも建設業や学校の校長などに女性を増やす計画などが紹介された。