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政府と沖縄県「著しく距離がある」~菅長官

2015年8月29日 21:08
政府と沖縄県「著しく距離がある」~菅長官

 アメリカ軍普天間基地の移設問題を巡る政府と沖縄県の集中協議の4回目が29日に行われた。協議終了後、菅官房長官は両者の間には「著しく距離がある」と述べた。

 協議の中で菅長官は、住宅や学校に囲まれた普天間基地の危険を除去するために名護市辺野古への移設が必要と強調した。しかし、翁長知事は沖縄の基地負担が重くなった歴史的な経緯を説明した上で、あくまで県外への移設を主張し、議論は平行線に終わった。

 菅長官「(普天間基地の)危険除去と運用停止、そこは一致した。ただこの方法については、著しく距離があることはその通りです」

 翁長知事「またあと1回ぐらいは話し合いはあるようですから、いずれにしろ厳しい状況だということははっきりしていると思います」

 集中協議はあと1回行われる予定だが、いまだに両者に歩み寄りの姿勢はなく、事態の打開は難しい状況。