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佐野氏ロゴ「オリジナルだ」原案明かし説明

2015年8月28日 15:30
佐野氏ロゴ「オリジナルだ」原案明かし説明

 2020年東京オリンピックの「エンブレム」がベルギーの劇場のロゴに似ているとして提訴された問題で、組織委員会が28日に会見を開き、制作者の佐野研二郎氏の当初のデザインを明らかにした上で、改めて「オリジナルなものだ」と主張した。

 この問題は、2020年東京オリンピックのシンボルとなるエンブレムについて、ベルギーのリエージュ劇場が劇場のロゴと似ているとして使用停止を求め、提訴しているもの。

 これについて、組織委員会は会見を開いて、佐野氏が当初提案した原案を示すとともに、事前の商標調査で、類似するものが見つかったことから、改善していたことを明らかにした。

 組織委員会の専務理事専務総長・武藤敏郎氏は会見で、「原案は『T』を強調したデザインで、リエージュ劇場のロゴとはまったく別物。修正案は白抜きの円を強調したもので、この部分が付加されている。この修正案もベルギー案のロゴと別物。この案に対して躍動感を与えた観点から、この左下のものをとったものが最終案になった」と説明、エンブレムはオリジナルだと確信していると主張している。