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年金積立金1.92%増 中国影響に留意

2015年8月27日 20:26

 お年寄りに公的な年金を支給するための積立金を管理、運用している独立行政法人は、今年4月から6月の収益率がプラス1.92パーセントだったと発表した。

 国から公的年金の積立金の管理と運用を委託されている独立行政法人、GPIF(=年金積立金管理運用独立行政法人)によると、今年6月末の運用資産額は141兆1209億円で、今年4月から6月の収益額はプラス2兆6489億円、プラス1.92パーセントの収益率だったという。国内株式の上昇や円安の効果とみられている。

 運用資産別では、国内外の株式での運用が占める割合が過去最大になっている。中国の上海市場の株価暴落の影響はまだ大きくは出ていないが、GPIFは、「中国経済の動向を含めて今後とも市場動向に留意しながら適切に対応したい」としている。