タイの爆弾テロ事件から１週間となる２４日、事件現場で犠牲者らを悼む式典が行われた。一方で、捜査に目立った進展は見られず、市民の間で不満も高まっている。

　この事件は今月１７日、バンコク中心部のヒンズー教の寺院で爆弾が爆発し、２０人が死亡したもの。寺院では事件が発生したのと同じ時間帯に、犠牲者らを追悼する式典が遺族らも参列して行われた。

　警察は、現場にリュックを置いた男を実行犯と断定し、行方を追っているが、有力な手がかりがなく、捜査は難航している。容疑者も特定されておらず、市民からは警察の捜査に対し、不満の声も上がっている。