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安倍首相が明言「中国式典出席しない」

2015年8月24日 17:34
安倍首相が明言「中国式典出席しない」

 参議院予算委員会の集中審議で、安倍首相は24日、来月3日に中国政府が「抗日戦争勝利70年を記念する」として行う式典に出席しないことを明言した。

 先の戦後70年談話に対して中国側が強く反発しないなど抑制的である中で、安倍首相も関係改善を進めるため式典後の訪問などを検討してきたが、中国側と折り合いがつかなかった模様。

 安倍首相は、「9月3日に予定されていた中国主催の式典には、私は出席しないことといたしました。これは国会の状況等を踏まえて判断したものでございます」と述べた上で、今後も国際会議などを利用して日中首脳会談を行いたい考えを示した。

 政府高官は、訪問見送りの理由として式典への出席を見送った欧米諸国との連携を重視したこともあげている。

 また、安倍首相が出した戦後70年談話について、共産党の山下書記局長は、談話では「植民地支配」と「侵略」を日本が行ったかが明確でないと主張し、安倍首相自身の認識をただした。

 これに対し、安倍首相は「中には侵略と評価される行為もあったと思う」と述べたが、「1つ1つの歴史的な事実について議論することは差し控えたい。具体的にどの行為が侵略にあたるかは歴史家に委ねるべきだ」と改めて主張した。

 また、「過去の植民地支配も含め先の大戦での行いに痛切な反省と心からのおわびの気持ちを表明した歴代内閣の立場は安倍内閣でも揺るぎないものだ」などと繰り返し説明した。