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天津爆発 現場から神経性ガス検出

2015年8月19日 12:54
天津爆発 現場から神経性ガス検出

 中国・天津で起きた爆発で、国営・中国中央テレビは、現場の大気中から神経性のガスが検出されていたと伝えた。

 天津の爆発は19日で発生から1週間となるが、114人が死亡し、今も57人が行方不明のままとなっている。

 中国中央テレビは、19日までに、大気汚染の状況を調査した消防幹部の話として、神経性のガスが現場付近から検出されていたと伝えた。どのような種類なのかには触れていないが、数値は、計測器の最高値に達したという。

 神経ガスは、体内に入ると神経に作用して筋肉の動きを止めるため、一定の量にさらされると死に至る可能性が高い猛毒。専門家は、何らかの危険物質が水などに触れ、神経性のガスが発生した可能性を指摘していて、周辺地域への大気の汚染が懸念されている。