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京浜東北線に遅れ 架線切れは2本同時に

2015年8月5日 12:49
京浜東北線に遅れ 架線切れは2本同時に

 4日夜、神奈川県横浜市でJR京浜東北線の架線が切れ、運転を6時間以上見合わせたため35万人に影響が出た。架線は2本同時に切れていたが切れた原因は分かっていない。

 4日午後7時10分ごろ、JR京浜東北線の横浜駅近くで電車に電気を送る架線が切れ、京浜東北線と横浜線の一部区間が6時間以上にわたって運転を見合わせた。この影響で、京浜東北線の3本の電車が立ち往生し、そのうち2本の乗客2000人以上が線路を歩いて駅に向かった。新子安駅付近では、立ち往生した車両の乗客5人が気分の悪化を訴え病院に搬送されたが全員軽症だった。

 また4日夜は、横浜市で花火大会が行われていて、運転見合わせが長引いたことで横浜駅や桜木町駅などは帰宅する人などで混雑した。この運転見合わせによる影響は35万人に上った。JR京浜東北線と横浜線は5日朝も始発から一部の電車が運休したが、午前11時30分現在、ほぼ通常通りの運行となっている。

 JR東日本によると、架線は並行して張られた2本が同時に切れていて、焦げてかなり損傷しているということだが、先月22日に目視で点検した際には異常はなかったということで、引き続き、切れた原因を調べている。