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放火で1歳児死亡…反発強まる パレスチナ

2015年8月1日 1:46
放火で1歳児死亡…反発強まる パレスチナ

 中東・パレスチナ自治区のヨルダン川西岸で先月31日、住宅が放火され、1歳半の男の子が死亡した。ユダヤ人入植者の犯行とみられ、パレスチナ側が反発を強めている。

 地元メディアによると、ヨルダン川西岸のナブルス近郊で先月31日、パレスチナ人の住宅が放火され、この家に住む1歳半の男の子が死亡、家族3人がケガをした。家の壁にはヘブライ語で「報復」と書かれ、イスラエル当局はユダヤ人入植者による犯行とみて調べている。事件を受け、イスラエルのネタニヤフ首相は「犯人が誰であろうと、テロに対し断固たる措置をとる」と述べた。

 パレスチナ自治政府の報道官は「イスラエルに責任がある」と非難する声明を出したほか、エルサレムやヨルダン川西岸各地でパレスチナ人による抗議活動が発生していて、新たな衝突が懸念されている。