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小豆島で発見 終戦直前の缶詰を開封・展示

2015年7月30日 21:34
小豆島で発見 終戦直前の缶詰を開封・展示

 終戦直前に作られた海軍の缶詰が香川・小豆島で見つかり、30日、約70年の時を超えて開封された。

 所々、さびが浮いた黒っぽい缶に古びたラベル。見つかったのは昭和19年に横須賀の海軍施設から配給された赤飯の缶詰だ。小豆島のアートギャラリーが古いしょうゆ屋の倉庫を改装する際に発見したもので、世界46か国を巡り数千缶の缶詰を食べたという缶詰博士・黒川勇人さんが開封した。

 黒川さん「これ、きれいですよ。ちょっとフルーツみたいな甘酸っぱい臭いがしています」

 倉庫の近くには特攻隊の訓練所があり、兵士のための保存食とも推測され、70年たったとは思えないツヤに黒川さんも驚きを隠せない。

 黒川さん「やっぱりすごいですよね。おそらく、その当時の日本の缶詰の技術もしっかりしてたってことですよね」

 見つかったのは計17缶で、ギャラリーでは8月1日~30日まで一般展示する。