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米ボストン 24年五輪立候補を取りやめ

2015年7月28日 12:34
米ボストン 24年五輪立候補を取りやめ

 2024年の夏のオリンピック、パラリンピック開催都市に立候補を予定していたアメリカのボストンが27日、「財政負担が懸念され市民の理解が得られない」として立候補を取りやめた。

 「市長としての私の責任は(予算超過から)納税者を守ることだ」-会見したボストンのウォルシュ市長は、国のオリンピック委員会から「大会が赤字となった場合には市が財政負担する」という契約を求められたことを明らかにし、立候補を取りやめると発表した。これまで地元の招致委員会は大会は黒字にできるとアピールしていたが、市民からは財政負担を懸念して反対運動も起きていた。

 2024年大会への立候補締め切りは9月15日に迫っており、アメリカは今後、別の立候補都市を検討するという。2024年の夏の大会にはパリやローマなどが立候補を表明している。