アメリカ企業の決算発表が相次いでいるが、一部の主立った企業の業績が市場の期待に届かなかったこともあり、２３日、ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は１００ドル以上値を下げた。

　２３日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は前日比１１９ドル１２セント安の１万７７３１ドル９２セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も２５．３６ポイント下げて、５１４６．４１となった。

　アメリカの４月から６月期の企業決算の発表がピークを迎えているが、２３日はアメリカン・エキスプレスや建設機械のキャタピラーなど、一部の企業の業績が市場の期待には届かなかった。そして、このことを懸念した売り注文が相次いで、全体を押し下げる結果となった。

　一方で、この日に発表された新規の失業保険申請件数は前週から減少する内容で、市場関係者は「労働市場が改善している」とみているが、株式相場への影響は限定的だった。