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“新国立費”59億円 大半戻らない見通し

2015年7月22日 15:56
“新国立費”59億円 大半戻らない見通し

 計画の見直しが決まった新国立競技場の建設で、既に契約済みの費用が約59億円に上り、その大半が戻らない見通しであることがわかった。

 21日にJSC(=日本スポーツ振興センター)が民主党の検討会に提出した資料によると、新国立競技場の建設をめぐり、これまでに計約59億円の契約が完了しているという。その内訳は設計業務に約36億5000万円、技術協力業務として約7億9000万円、デザイン監修の費用として建築家ザハ・ハディド氏の事務所に14億7000万円となっている。

 JSCは、約59億円の大半が戻らない見通しで、ザハ事務所からさらに損害賠償を請求される可能性もあるとしている。