歌舞伎の男性役を演じる立役として舞台で活躍している歌舞伎俳優・片岡仁左衛門さん（７１）が重要無形文化財（人間国宝）に認定された。江戸歌舞伎や新歌舞伎に至るまで幅広い役柄にたけていたことが評価された。

　立役としては坂田藤十郎さん、尾上菊五郎さん、中村吉右衛門さんに続き４人目となる。

　仁左衛門さんは「諸先輩から受け継いだものを後輩に伝えて、そして歌舞伎がますます栄えるように努力していきたいと存じます」と語った。