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外相「強制労働を意味するものではない」

2015年7月6日 1:43
外相「強制労働を意味するものではない」

 岸田外相は5日夜、「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産への登録決定後に演説した日本政府代表が「1940年代にいくつかの施設で、意思に反して連れてこられ、厳しい環境の下で働かされた多くの韓国人らがいたことについて、理解できるような措置を講じていく」と発言したことについて、「強制労働を意味するものではない」と強調した。

 また、岸田外相は「韓国政府は今回の我が国代表の発言を、日韓間の請求権の文脈において、利用する意図はないと理解している」と述べ、朝鮮半島出身の労働者を巡り、新たな財産請求権の問題は発生しないとクギを刺した。その上で、「結果的に登録は実現した。これは大変喜ばしいこと」と語った。