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拉致被害者家族ら、政府に強い対応を求める

2015年7月4日 17:21
拉致被害者家族ら、政府に強い対応を求める

 北朝鮮が拉致被害者らの全面調査を行う特別調査委員会を設置して、4日で1年となった。北朝鮮が「調査には今しばらく時間がかかる」と伝えたことを受け、拉致被害者の家族らが会見し、政府に強い対応を求めた。

 拉致被害者家族会・飯塚繁雄代表(77)「(生きている拉致被害者を)なぜ帰すことができないのか、その辺をはっきり追及してもらいたいし、それなりの強いカードをちらつかせながら要求をしていかないといけない」

 横田めぐみさんの父・滋さん(82)「非常に残念なことですが、これで永久になくなったということではありませんので、できるだけ(北朝鮮に)早くするよう、交渉してほしいと思います」

 横田めぐみさん母・早紀江さん(79)「今はっきりとした形で何らかの姿勢を日本が示さなければ、何年たってもまた同じことが繰り返されるのではないかと非常に残念」

 また、家族らは政府に、北朝鮮への経済制裁などを強化するよう訴えた他、家族も高齢化していることから、一日も早く被害者を救出するよう求めた。