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「マイナンバー」で医療情報管理を導入方針

2015年5月29日 10:40
「マイナンバー」で医療情報管理を導入方針

 甘利経済財政担当相は、マイナンバー制度を利用して医療情報をまとめて管理する方針を明らかにした。マイナンバーカードを保険証代わりとする方針。

 マイナンバー制度は国民一人一人に番号をつけて行政の効率化を図る制度で、来年1月からICチップが搭載されたマイナンバーカードが交付される。甘利経財相は29日の会見で、マイナンバー制度を利用して診察結果や薬などの医療情報をまとめて管理する仕組みを導入する方針を明らかにした。その際、マイナンバーカードは保険証代わりにもなる。薬を重複してもらうなど、無駄な医療費の削減につなげる目的。

 政府は2020年までにマイナンバー制度のさまざまな活用法を検討し、できるものから始めることにしている。政府はこうした方針を来月末の成長戦略に盛りこむ方針。