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維新・松野新代表、野党再編に意欲を示す

2015年5月19日 22:22
維新・松野新代表、野党再編に意欲を示す

 「大阪都構想」が実現しなかったことの責任を取り江田代表が辞任したことを受け、維新の党は両院議員総会を開き、後任の新しい代表に松野幹事長を選出した。

 松野新代表「我が党にとって危機的な状況です。一刻も早くこの事態を収拾して、大至急立て直さなければいけないと思っている。私が今それに力不足なのかも分かりませんが、全力でそのことをやっていきたい」

 両院議員総会で松野氏は、全会一致で新代表に選出された。松野新代表は新しい幹事長に柿沢政調会長をあてる意向を示し、柿沢氏も受諾した。就任会見で、松野新代表は「何でも反対の野党を作るつもりはない」と述べつつも、「必ず国民から強い野党が必要だという声があがってくると思う。そのときにはしっかり結集できるように準備をしていきたい」と述べ、民主党などとの野党再編に意欲を示した。

 これに対し、民主党の岡田代表も維新の党と連携していく考えを示した。

 民主・岡田代表「信頼関係を深め、いろいろな場面で野党第一党、第二党として協力していきたい」

 一方、菅官房長官は「維新の党が、今まで政策によって賛成、反対を決めてきたことは変わらないだろうと思う」と述べ、政策によっては協力を得ることに期待感を示した。

 今後、維新の党との協力を巡り、安倍政権と民主党双方がそれぞれ綱引きをしていくものとみられる。