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サル命名騒動決着「シャーロット」変更せず

2015年5月8日 18:56
サル命名騒動決着「シャーロット」変更せず

 6日に大分市の高崎山自然動物園で今年最初に生まれたメスの赤ちゃんザルの名前について、大分市が8日午後、会見を開き、動物園がサルに命名したイギリス王女の名前「シャーロット」を変更しないと発表した。

 大分市の高崎山自然動物園で6日、メスの赤ちゃんザルが生まれ、動物園は名前を公募していた。寄せられた853通のうち、59通と最も多かったのが、今月2日、イギリス王室のウィリアム王子とキャサリン妃の間に生まれた第2子の名前「シャーロット」で、動物園は赤ちゃんザルの名前を「シャーロット」と命名した。

 しかし、動物園には電話やメールで「イギリス王室に失礼だ」などといった抗議が500件以上寄せられ、赤ちゃんザルの命名をいったん白紙に戻す方向で検討していた。

 そして、8日午後、その結論が出た。

 大分市商工農政部・吉田茂樹部長「今回、応募された方々は、お祝いの気持ちから応募されたと思う。そういった方々の気持ちを尊重するとともに、英国王室から特段の指摘もないことなどから総合的に判断し、第1号赤ちゃんの名前はシャーロットに決定しました」

 佐藤樹一郎市長「シャーロット、すごくいいかわいい名前をつけていただいたと思う。ぜひ、高崎山で生まれた小さな命、すくすくと元気に育つように、応援していただきたいと思う」

 動物園によると、赤ちゃんザルは生まれて2日ほどたつと目が見えてくるという。