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世界遺産登録へ「旧グラバー住宅」にぎわう

2015年5月5日 17:32
世界遺産登録へ「旧グラバー住宅」にぎわう

 4日夜、8つの県にある23か所の「明治日本の産業革命遺産」が、世界遺産に登録される見通しになった。構成資産の一つ「旧グラバー住宅」がある長崎市のグラバー園から、長崎国際テレビの中島彩アナウンサーが伝える。

 「旧グラバー住宅」は、スコットランド出身の商人、トーマス・グラバーが暮らしていた家で、1863年に建設された。国内に現存するものでは最古の木造洋風建築。そして、対岸に現在も使われている稼働資産、長崎造船所の「ジャイアント・カンチレバークレーン」を臨むこともできる。長崎市には合わせて8つの資産があるが、5日は大型連休と重なって多くの人でにぎわっている。

 夏に正式に登録されれば、九州では初めての世界文化遺産になる。また、長崎は来年の世界遺産登録を目指す「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」があり、今回の勧告が教会群の後押し、そして地域活性化につながればと期待が高まっている。