東京の秘境といわれる青梅市の御岳山。御岳山は、ミシュランガイドにも掲載された高尾山より北にあります。山登りや観光を楽しめるだけでなく、山頂に神社があるため、神社に関わる人たちも暮らしています。

　標高９２９メートルの御岳山は、平安時代から多くの参拝者が訪れる山岳信仰の霊場です。ケーブルカーで８合目まで行くことができます。御岳山駅は８合目にありますが、すでにここで高尾山（標高５９９メートル）の頂上より高いんです。駅前の参道を歩くと、雲を見下ろす景色が広がってました。

　坂を登り切ると、そこは商店街になっていて“手作り刺し身こんにゃく”が食べられるお店がありました。こちらの刺身こんにゃくは、一般的な物と違ってくず餅のような食感が特徴。和菓子の感覚で味わえるので、黒蜜きなこ味が女性に人気なんだそうです。

　ところで、御岳山を登っている人はなぜここに来たのでしょうか？登山者に聞いてみると「以前、高尾山に行ったが有名なので人が多い」「ここはまだ、そんなに人が多くないのが魅力かな」という声が聞かれました。「御岳山は人が少なく穴場」とのこと。ゆっくり自然を堪能したい人が多く訪れているようです。

　さて、山頂まで、もう少し。最後は３００段の石段を登り、やっと山頂に到着！幻想的な景色に感動です。

　どんな人が御岳山に来るのか武蔵御嶽神社の宮司さんに聞いてみると「特に“山ガール”というんですか？最近は、若い女性が圧倒的に増えていますね」とのこと。さらに霊場ならではの“滝行”をしていく女性も増えているといいます。

　そこで滝行にチャレンジです！

　滝行を行うため、山の奥へ。濃い霧の中を進みます。歩くこと３０分、目的地に到着。滝行中は、おはらいをお願いするため「はらえどのおおかみ」と唱えます。

　「はらえどのおおかみ、はらえどのおおかみ、はらえどのおおかみ、エイッ！」

　水温は８度くらいで過酷でしたが、やり終えるとすがすがしさを感じました。

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