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広島の災害救助犬「夢之丞」ネパールで活躍

2015年4月30日 19:35
広島の災害救助犬「夢之丞」ネパールで活躍

 ネパールの大地震から6日目。世界各国から災害救助犬が派遣され、懸命の捜索活動が続いている。その中に広島から駆け付けた救助犬「夢之丞(ゆめのすけ)」がいる。

 夢之丞は広島県東部の神石高原町にあるNPO法人で育てられている。5年前、夢之丞は捨て犬で、殺処分の直前に引き取られた。そして、災害救助犬を目指し、訓練を重ねてきた。

 初めて災害現場に駆け付けたのは去年8月、広島市北部を襲った土砂災害だ。発生初日から活動を始め、2人の行方不明者を見つけ出した。

 ネパール大地震の翌日、夢之丞ら2匹は広島を出発、28日に現地入りし、ネパールの首都カトマンズで捜索を始めている。

 いまだ増え続ける犠牲者。殺処分直前でつながれた命が救助犬として活動している。