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全国初“40年”高浜原発の延長認可を申請

2015年4月30日 17:38
全国初“40年”高浜原発の延長認可を申請

 関西電力は、運転開始から約40年がたつ福井県の高浜原発1号機と2号機について、最長20年の運転延長の認可を原子力規制委員会に申請した。古い原発の運転延長の申請は全国で初めて。

 原発の運転期間は、福島第一原発事故を受けて原則40年に制限されているが、原子力規制委員会が認めれば例外的に1回だけ最長20年間、運転を延長することができる。

 関西電力は、高浜原発1号機と2号機の運転延長に向けて、去年12月から原子炉などの劣化状況を調べる「特別点検」を行っていたが、「問題がなかった」として、運転延長を申請したという。老朽化した原発では、敦賀原発など全国で5つの原子炉の廃炉が決定しているが、運転の延長を申請したのは今回が初めて。