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福島第一「凍土遮水壁」試験的凍結始まる

2015年4月30日 16:41
福島第一「凍土遮水壁」試験的凍結始まる

 福島第一原発の汚染水対策の一つ「凍土遮水壁」について、東京電力は30日、試験的な凍結を始めた。

 「凍土遮水壁」は事故を起こした1~4号機建屋の周囲1.5キロの地盤を凍らせて氷の壁で囲み、汚染水の原因となる地下水の浸入を遮断するもの。

 東京電力はマイナス30℃の液体を流す「凍結管」と呼ばれるパイプを地中に埋め込む工事を進めてきたが、山側の18地点について原子力規制委員会が認可を出した事から、30日正午から試験的な凍結を始めた。

 東京電力ではこの試験で地中の温度変化などを調べ、本格的な凍結開始につなげたい考え。