上空に寒気を伴った低気圧の影響で、鹿児島県では記録的な大雨となっている。

　鹿児島地方気象台は、大崎町付近で３０日午前９時半までの１時間に１２０ミリ以上の雨が降ったとみられるとして、記録的短時間大雨情報を発表。県の雨量計では、午前９時５０分までの１時間に、大崎町で１４８ミリの猛烈な雨が観測された。この大雨の影響で、大崎町では午前１１時現在、床上浸水が３件、床下浸水も９件確認されている。また、国道２２０号線が冠水し、全面通行止めとなっている。

　鹿児島県では３０日昼過ぎにかけて、局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降る恐れがあり、気象台では河川の増水や氾濫、土砂災害などに警戒を呼びかけている。