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箱根山・大涌谷で“噴火想定”避難指示訓練

2015年4月28日 12:36
箱根山・大涌谷で“噴火想定”避難指示訓練

 観光客が多く滞在する神奈川県・箱根山の大涌谷で、噴火を想定して避難指示を観光客に伝える訓練が行われた。

 28日の訓練は、箱根山で水蒸気噴火の恐れがあることから大涌谷周辺に避難指示が発令されたとの想定で行われ、職員が日本語と英語で観光客に情報を伝達した。また、神奈川県警のヘリコプターも上空から避難指示を伝える手順の確認を行った。

 白い噴気がたちのぼる大涌谷では、連休中のピーク時には2800人の観光客が火口近くに滞在しているという。県や町では、御嶽山の火山災害を受けて観光客を噴火から守る避難誘導マニュアルを作成しており、実際の避難誘導訓練は夏頃をめどに行いたい考え。