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鳥のフンを傷と…可部線で運転見合わせ

2015年4月27日 19:48
鳥のフンを傷と…可部線で運転見合わせ

 広島のJR可部線で27日、3時間に及ぶ運転見合わせがあった。運転士が列車のパンタグラフに傷を確認したためだが、その傷は、鳥のフンだったという。

 広島市安佐北区のJR可部駅で27日午前7時50分頃、列車の運転士から「パンタグラフに傷がある」と連絡があった。パンタグラフとは列車が架線から電気を取り入れる装置だ。列車を点検するため担当の職員が屋根に上がったところ、パンタグラフについた白い傷は鳥のフンと分かった。JR西日本広島支社管内では、鳥のフンを傷と見間違えて運転を見合わせたのは初めてのケースだという。

 可部線全線で運転を見合わせ、運休は午前10時40分まで約3時間に及んだ。このため17本が止まり、約4400人に影響が及んだ。

 パンタグラフに傷があった場合、架線にも傷がついたり断線する可能性がある。安全を第一に考え運転を見合わせたとJR西日本広島支社は話している。