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TPP首席交渉官会合終了 引き続き協議へ

2015年4月27日 20:40

 アメリカ・ワシントンDC郊外で開かれていたTPP(=環太平洋経済連携協定)の首席交渉官会合が終了した。一定の前進があったとしながら、知的財産などで課題も残り、引き続き協議することになった。

 TPPの首席交渉官会合は、アメリカのワシントンDC郊外で今月23日から26日まで行われた。今回は最も難航している知的財産の分野を中心に議論が行われた。その結果、投資の分野などでは一定の進展があったものの、難航している知的財産の分野では依然課題が残り、今後も首席交渉官レベルでの協議を続けることになった。焦点だった12か国の閣僚協議のメドはまだたっていない。

 また、今月、行われた日米閣僚級協議を受けて、今回、首席交渉官会合と平行して農産品や自動車をめぐる日米の事務レベル協議も行われている。交渉関係者によると、日米首脳会談までギリギリの協議が続く見通しだという。

 TPPをめぐっては、アメリカで大統領に強力な貿易交渉の権限を与える法案が委員会で可決されており、各国はこの法案の本会議での成立の行方も見ながら交渉を行う方針。