２１日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、一部企業が決算発表で収益を減らしたことが影響して、ダウ平均株価は前日比８５ドル３４セント安の１万７９４９ドル５９セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は１９．５０ポイントアップの５０１４．１０となった。

　現在、アメリカの大手企業の決算発表が本格化しているが、一部企業が減益を発表したことが懸念材料となって売り注文が相次いだ。また、最近、上昇傾向にあった原油価格がここへきて下がったことも懸念材料となり、株価を押し下げた。

　企業の決算発表は今後も続くが、２２日にはフェイスブックやアマゾン、来週にはアップルなど、市場に影響の大きい企業が予定している。関係者は「市場にも影響が大きいので、これらの企業の決算発表を見極めるため、取引を控える動きもある」と話している。