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柱の一部を撤去した際に行う強度計算行わず

2015年4月18日 4:00
柱の一部を撤去した際に行う強度計算行わず

 今月12日、JR山手線の線路脇で架線を支える柱が倒れた問題で、JR東日本は、柱の一部を撤去した際に行う強度計算をしていなかったことを明らかにした。

 この問題は今月12日、JR秋葉原駅付近で架線を支える柱が倒れ、山手線の線路に接触したもの。この柱は先月25日の改良工事で、架線をつるすために別の柱との間に渡されている梁(はり)を撤去していた。JR東日本の規定では、梁を撤去しても問題がないか強度を計算するよう定めているが、倒壊した柱ではそれを怠っていた。

 JR東日本の冨田社長は17日夜、終電後に行われている架線張り替え工事の現場を訪れ、自ら安全点検を行った。

 現在行っている25万本の柱の総点検は、5月いっぱいで終了する予定。