“キンキン”の愛称で親しまれた俳優でタレントの愛川欽也さんが、肺がんのため亡くなっていたことが分かった。８０歳だった。

　愛川さんは先月、２０年続けていたテレビ番組の司会を降板。体調が心配されていたが、１５日、肺がんのため亡くなった。８０歳だった。

　１７日午前８時、愛川さんの自宅前では夫の遺影を抱える妻・うつみ宮土理さんの姿があった。

　軽妙なトークで親しまれた愛川さんは、俳優座の養成所に入所後、声優としても活躍し、「マッハＧｏＧｏＧｏ」では覆面レーサー役、「いなかっぺ大将」ではニャンコ先生の声を務めるなど、人気を博した。

　テレビでは司会者として活躍し、「１１ＰＭ」や「なるほど！ザ・ワールド」などでお茶の間の人気者に。さらに妻・うつみ宮土理さんとの仲の良さから、芸能界きってのおしどり夫婦としても知られていた。

　突然の訃報に、長年番組で共演した峰竜太さん（６３）は以下のように話した。

　峰さん「（愛川さんの死を）受け入れられない状態ではありましたね。僕らの年になって甘えられる人っていないんですけど、僕にとっては、芸能界の中では本当にもう大きな存在でした」