×

熊本・湯前町職員が約1720万円着服

2015年4月8日 20:53
熊本・湯前町職員が約1720万円着服

 熊本県湯前町の男性職員が、町民から集めた積立金など約1700万円を着服していたことがわかった。職員は「借金の穴埋めに使った」と話し、着服を認めている。

 着服していたのは湯前町教育課に勤める51歳の男性主幹で、町によると、この職員は町が事務局を務める「スポーツ災害共済会」の担当をしていた2007年以降、町のスポーツ行事の際の事故に備えて町民から徴収された積立金約1700万円を解約して私的に流用していたという。

 また、近隣の町と村でつくる上球磨就学指導委員会の事務費約20万円も着服し、総額は約1720万円に上るとみられる。

 先月末に町の聞き取りで発覚し、職員は「借金の穴埋めに使った」と着服を認め、一部を返済したが、町は刑事告発も検討している。