×

徳島“着陸やり直し”調査官きょう現地へ

2015年4月6日 11:57
徳島“着陸やり直し”調査官きょう現地へ

 徳島空港で5日、滑走路に作業車がいるのに日航機に着陸許可が出て着陸をやり直した問題で、国土交通省は「重大インシデントに該当する」として、運輸安全委員会の航空事故調査官が6日、現地入りすることになった。

 国土交通省などによると、5日午前11時前、羽田発の日航機が徳島空港に着陸しようとしたところ、滑走路上に作業車がいるのにパイロットが気づき、いったんタイヤが地面に接触した状態から機体を上昇させた。約25分後に着陸をやり直し、乗客・乗員67人にケガはなかった。徳島空港の管制を担当している海上自衛隊徳島教育航空群は、「一歩間違えば重大な事故につながるミスである」とコメントし、当時、本来は4人いるはずの管制担当者が1人しかいなかったことを明らかにしている。

 国土交通省は「重大インシデントに該当する」として、運輸安全委員会の航空事故調査官が6日午後、現地入りすることになった。