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東京都、4月から津波・高潮対策強化

2015年3月31日 19:09

 東京都は4月から水門を開閉する高潮対策センターを現在の1か所から2か所にし、どちらかが被災してもバックアップできるよう体制を整える。津波・高潮に対する防災対策を強化するため。

 東京の沿岸部には「ゼロメートル地帯」など、地盤の低い地域が広範囲に広がっており、東京港には、津波や高潮による浸水を防ぐための水門が設置されている。こうした東京港の水門はこれまでは江東区辰巳にある高潮対策センターで開閉していた。そして4月からは新たに港区港南に第二高潮対策センターを設置して、2つの施設で全ての水門を開閉できるようになった。

 これによってどちらかのセンターが被災したりして機能しなくなった場合も、もうひとつのセンターから水門を操作することができる。

 東京港の津波・高潮に対する防災対策を強化するのが狙いで、東京都はこうした対策を進めながら沿岸部の防災対策を強化していきたいとしている。