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中高生ら 子宮頸がんワクチンの被害訴え

2015年3月31日 14:16
中高生ら 子宮頸がんワクチンの被害訴え

 「ワクチンで予防できる唯一のがん」と言われる子宮頸(けい)がん。そのワクチンの接種後、原因不明の痛みや震え、記憶障害などの症状が出た女子中高生と保護者らが救済を求め、初めてワクチンメーカーを訪れた。

 子宮頸がんを予防するワクチンの接種後に副作用が出たと訴える全国の女子中高生と保護者らによる被害者連絡会は31日、ワクチンメーカー2社の前で救済を訴え、全面解決を求める要求書を会社側に手渡した。

 被害者連絡会は会社側に法的責任を認め、被害の調査や医療体制の整備、医療費の無償化などの全面支援を行うことを求めている。この後、厚生労働省を訪れて救済を求めたほか、子宮頸がんワクチンを定期接種の対象から外すことなどを改めて要請した。