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沖縄県知事「精査して正式に会見したい」

2015年3月30日 10:41
沖縄県知事「精査して正式に会見したい」

 アメリカ軍普天間基地の移設先の名護市辺野古沖での海上作業を巡り沖縄・翁長県知事が作業停止を指示した問題で、林農水相は30日、防衛省が求めていた沖縄県知事の指示を「停止」する申し立てを認めた。翁長知事は、30日朝、登庁する際に記者団の質問に対し、「(Q:水産庁の職員から通知届いた?)それはまだ聞いてないですけどね。これ(通知)を見て、じっくり精査もして、それから正式に記者会見したいと思う」と答えた。

 県による海上作業の停止指示が、効力を失ったことを受け、翁長知事は、国の今後の海上作業の根拠となる「岩礁破砕許可」を取り消すことを検討している。

 一方、名護市辺野古沖では、30日も朝から沖縄防衛局の作業員が、ボーリング調査に向けて台船の上で準備を行うなど、海上での作業が続けられている。また、アメリカ軍の「キャンプ・シュワブ」のゲート前では市民らが抗議を続けている。