東洋ゴム工業の免震ゴム不正問題で、２７日に行われた株主総会では厳しい声が相次いだ。

　１５５人の株主が出席した東洋ゴムの株主総会は、２７日午前１０時から始まり、過去最長となる約２時間にわたって行われた。基準に満たない免震ゴムを製造・販売していた東洋ゴムは、現在、不正のあった製品を使用した疑いのある、全国２００棟の建物について調査を進めている。総会では冒頭、山本社長ら経営陣が謝罪。参加した株主からは、経営責任を問う厳しい声が相次いだ。

　東洋ゴムは、現時点で業績への影響は不明だとしていて、疑いのある建物の調査を急ぐ方針。