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東大などが開発 エボラ出血熱に新ワクチン

2015年3月27日 10:14
東大などが開発 エボラ出血熱に新ワクチン

 東京大学などの研究グループはエボラ出血熱の新しいワクチンを開発したと発表した。

 東京大学医科学研究所の河岡義裕教授らの研究グループは新たなエボラ出血熱のワクチンを開発し、動物に投与したところ有効性が確認できたことをアメリカの科学誌「サイエンス」で発表した。研究グループは、エボラウイルスが増殖する際必要な遺伝子を抜いた変異エボラウイルスを作製しサルに2回投与したところ、このサルはエボラウイルスに感染しなかったという。

 このワクチンは、これまでにカナダなどで開発された3つのワクチンと比べて安全性と有効性は高いという。人に接種するためには、さらに安全性を高める必要があるが研究グループは早期の実用化を目指したいとしている。