新政権の行方が注目されるイスラエルで、リブリン大統領は、総選挙で第１党となった右派政党・リクードの党首・ネタニヤフ首相に組閣を要請した。

　今月１７日に行われた総選挙では、ネタニヤフ首相率いる右派政党リクードが３０議席を獲得し第１党となったが、過半数には届かなかった。リブリン大統領は、各政党の党首から聞き取りを行った結果、次期首相にネタニヤフ氏を推薦する声が過半数だとして、２５日夜、ネタニヤフ首相に組閣を要請した。ネタニヤフ首相は来月にも新内閣を発足することを目指すが、連立政権は右派政党中心になるとみられ、パレスチナ和平交渉やイランの核問題など、改選前よりもさらに強硬姿勢に傾くことが予想される。