天皇陛下は、今月２３日にシンガポールの初代首相であるリー・クアンユー氏が死去したのにあたり、タン大統領と息子のリー・シェンロン首相に弔電を送られた。また、２６日は天皇・皇后両陛下から花を送られたという。

　両陛下は、皇太子ご夫妻として１９７０年に初めてシンガポールを訪問して以来、当時首相だったリー氏と親交を深め、これまでに陛下が会われた回数は１１回に及ぶという。リー元首相は大喪の礼や即位の礼の際にも来日して参列し、両陛下は即位後も２００６年に国賓としてシンガポールを訪問されている。

　シンガポールを経済的繁栄に導き、「建国の父」と呼ばれたリー元首相は、肺炎のため９１歳で死去した。